1948-07-04 第2回国会 衆議院 本会議 第78号
二十一年四月の農家人口調査によりますれば、わが國農家の七〇%強が一町歩未満の零細農家であります。実にこの日本農民の圧倒的部分が、わずか五千円の動産の所有しかない貧農なのであります。口を開けば、横流しをする、やみ太りとして取扱われますが、農民の七割以上にとつては、これはまつたく他人ごとでありまして、一ないし二町歩級に至つて、ようやく農家平均を上まわるようになるのであります。
二十一年四月の農家人口調査によりますれば、わが國農家の七〇%強が一町歩未満の零細農家であります。実にこの日本農民の圧倒的部分が、わずか五千円の動産の所有しかない貧農なのであります。口を開けば、横流しをする、やみ太りとして取扱われますが、農民の七割以上にとつては、これはまつたく他人ごとでありまして、一ないし二町歩級に至つて、ようやく農家平均を上まわるようになるのであります。
また二十一年の四月の農家人口調査によりますれば、わが國農家の七〇%強が一町歩未満の零細農家でありますが、実に日本農民の圧倒的な部分が、その動産を調べますと、わずかに五千円の動産しか所有していないというすこぶる貧農であります。しかるに政府は口を開けば横流しをする、やみ太りをしているという。